1月25日を中心に10年に一度の大寒波*1が来たと言うことで、実際のデータをチェックしてみた。
マスコミ報道は、例えば日経新聞(2023年1月26日 5:00)では、
www.nikkei.com
日本を襲った「10年に1度」の強力な寒波はひとまず去りつつある。まだしばらく影響は残るが、「普通の寒さ」に近づくだろう。
と言っている。
確かに1月25日は、つくば市の日の最高気温が2.4度、平均気温が氷点下1.5度で1月としては最低値を出している。
しかし、日の最低気温で見ると1月29日の氷点下7.5度の方が、かなり低い。
グラフ化すると見やすくなる。
日平均で見ると、確かに大寒波と呼ばれた日は、寒かったことはわかる。
しかし、他の年と比べないと”10年に一度の”というほどだったのかはよくわからない。
なので、とりあえず2022年1月も見てみることにする。
1月6日が平均で氷点下1.1度、最高気温が2.9度だった。これは今年1月25日に結構近い。
それに、ほかにも氷点下7度、6.5度などがちらほらあり、平均気温が0度前後の日も7日ぐらいはある。
こうしてみると、10年に一度の大寒波とは言えないと思う。少なくとも茨城県つくば市では。
ちなみに、元データは気象庁|過去の気象データ検索からいただきました。
こんな感じです。
*1:マスコミ報道による